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高橋源一郎‏訳 教育勅語 - yone

2017/03/15 (Wed) 22:53:37

①「はい、天皇です。よろしく。ぼくがふだん考えていることをいまから言うのでしっかり聞いてください。もともとこの国は、ぼくたち天皇家の祖先が作ったものなんです。知ってました? とにかく、ぼくたちの祖先は代々、みんな実に立派で素晴らしい徳の持ち主ばかりでしたね」
②「きみたち国民は、いま、そのパーフェクトに素晴らしいぼくたち天皇家の臣下であるわけです。そこのところを忘れてはいけませんよ。その上で言いますけど、きみたち国民は、長い間、臣下としては主君に忠誠を尽くし、子どもとしては親に孝行をしてきたわけです」
③「その点に関しては、一人の例外もなくね。その歴史こそ、この国の根本であり、素晴らしいところなんですよ。そういうわけですから、教育の原理もそこに置かなきゃなりません。きみたち天皇家の臣下である国民は、それを前提にした上で、父母を敬い、兄弟は仲良くし、夫婦は喧嘩しないこと」
④「そして、友だちは信じ合い、何をするにも慎み深く、博愛精神を持ち、勉強し、仕事のやり方を習い、そのことによって智能をさらに上の段階に押し上げ、徳と才能をさらに立派なものにし、なにより、公共の利益と社会の為になることを第一に考えるような人間にならなくちゃなりません」
⑤「もちろんのことだけれど、ぼくが制定した憲法を大切にして、法律をやぶるようなことは絶対しちゃいけません。よろしいですか。さて、その上で、いったん何かが起こったら、いや、はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕してください」
⑥「というか、永遠に続くぼくたち天皇家を護るために戦争に行ってください。それが正義であり「人としての正しい道」なんです。そのことは、きみたちが、ただ単にぼくの忠実な臣下であることを証明するだけでなく、きみたちの祖先が同じように忠誠を誓っていたことを讃えることにもなるんです
⑦「いままで述べたことはどれも、ぼくたち天皇家の偉大な祖先が残してくれた素晴らしい教訓であり、その子孫であるぼくも臣下であるきみたち国民も、共に守っていかなければならないことであり、あらゆる時代を通じ、世界中どこに行っても通用する、絶対に間違いの無い「真理」なんです」
⑧「そういうわけで、ぼくも、きみたち天皇家の臣下である国民も、そのことを決して忘れず、みんな心を一つにして、そのことを実践していこうじゃありませんか。以上! 明治二十三年十月三十日 天皇」

Re: 高橋源一郎‏訳 教育勅語 - yone

2017/03/18 (Sat) 21:26:09

https://youtu.be/uB4RDvB7T78

民進党横路孝弘氏の質問。必見!稲田のバカとの違い一目瞭然。これだけの見識の議員まだいたんだ。

Re: 高橋源一郎‏訳 教育勅語 - yone

2017/03/19 (Sun) 22:42:05

話題になっている、米ホロコースト記念博物館にある「ファシズムの初期段階における危険な兆候」

・強情なナショナリズム
・人権の軽視
・団結のための敵国づくり
・軍事の優先
・性差別の横行
・マスメディアのコントロール
・国家の治安に対する執着
・宗教と政治の癒着
・企業の保護
・労働者の抑圧
・学問と芸術の軽視
・犯罪の厳罰化への執着
・身びいきの横行と腐敗
・不正な選挙

牯嶺街少年殺人事件 - yone

2017/03/13 (Mon) 19:57:07

エドワード・ヤンの「牯嶺街少年殺人事件」を見に行った。最初に公開された時にも行ったのだが、大部分寝てしまったので、いつかまた見たいと思っていたのだが、それから四半世紀、やっと通して見ることがなかった。上映時間4時間弱。一昨年見た「ハッピー・アワー」の5時間超は圧倒されっぱなしで時間を感じさせなかったが、去年公開された「チリの闘い」は4時間半にためらっていたらいつの間にか終わってしまい後悔している次第。さて「牯嶺街少年殺人事件」だが、エドワード・ヤンの遺作「ヤンヤン 夏の想い出」が大傑作であっただけに、どうもそれと比べてしまうのだが、主人公「小四」の息遣いがビビットに迫ってくる。そして何よりも画面の強度、つまり役者や物をこう配置し、カメラはこの距離からこういうアングルでこのくらいの時間写さなければ、が全くもって完璧で、圧倒されっぱなしであった。すごい!先日見た西川美和の「長い言い訳」の弛緩しきった画面を見てうんざりしたのと比べて・・・比べてはいけないよな。ちなみに西川美和作品はすべて見ています。「蛇イチゴ」「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」西川美和は脚本家・作家としてはとても有能です。近いうちに必ず芥川賞くらい取ると思います。しかし映画監督としては×です。先日「雨月物語」を読んだついでに溝口健二「雨月物語」を再見したのですが、やはり大傑作。映画はこういう風に作らなければならないと、つまり画面の緊張感。脚本も原作を読んだばかりだったので、構成の見事さに感心しきり。

隅田川沿いの桜 - yone

2017/03/03 (Fri) 09:24:50

 だいぶ春めいてきましたね。先日「府中市郷土の森梅祭り」に行ってきました。熱海なんかよりよっぽど充実しておりびっくりしました。梅見にはお勧めです。地元の人で大賑わいでした。隅田川沿いの陽光桜も五分咲き。来週末位まで楽しめそうです。橋は水神大橋です。お出かけ下さい。

騎士団長殺し - yone

2017/02/28 (Tue) 03:11:08

村上春樹「騎士団長殺し」を読み終わった。これが最後の村上春樹の長編のような気がしてならない。早稲田の生協で「風の歌を聴け」を購入し、「群像」で「羊をめぐる冒険」を読んで衝撃を受け、だいたい同時代的につかず離れず彼の作品を読んできた。ところが今回の作品は始めから終わりまですべて過去の作品の寄せ集め。最近では影を潜めていた気の利いた比喩の復活、「ねじまき鳥クロニクル」の笠原メイのような少女、突然の妻からの離縁、人妻とのSex,壁の中でのSeek & Find。その他その他、みんな過去の作品の中にあるものばかり。唯一違うのは、最後に妻とよりを戻し、子供を育てるところで終わるところか。私は村上作品は絶対的な悪の探求がテーマだと思っているが(今回もナチスドイツや南京大虐殺が出てくる)、最近の世の中にはアベやトランプのような”悪”が平然と表に出てきたので、村上作品の”悪”のありようもだいぶ薄められてしまった。そんなこんなでこれが彼の最後の長編になるような気がしております。

ラ・ラ・ランド - yone

2017/02/21 (Tue) 21:40:23

公開前に話題の「ラ・ラ・ランド」を見た。ミュージカル大好きなのでとても期待していたのだが結果はちょっと残念。なぜあまり乗れなかったのか。主人公達が「理由なき反抗」を見にいくのだが、そこにすべての原因が示されている。つまり「理由なり反抗」のニコラス・レイにあってこの映画にない、映画の経済学、つまり無駄なショットやシーンが多く、映画の構成もあまりよくない。はっきりいって時間が長すぎる。昔のハリウッドの作品は大物プロデューサーが絶対の権力を持っていて、やたらフイルムを切ったり編集しまくったりしていたそうだが、つらつら考えてみるにそれも罪もあるけれども功もあったのではないかとそんな気が最近しています。この監督デイミアン・チャゼルの前作「セッション」はあんなにしまっていたのに大作になるとやはりいろいろ制約があるのかななんて思ってしまいます。主演のエマ・ストーンは最近のお気に入り。それよりも男性のライアン・ゴズリングがよかった。何と!今週の「AERA」の表紙ではないか。
 下の分からず行けなかった徳田秋声ゆかりの地のリベンジではないが、「あらくれ」を読んだ。それよりもその原作の映画版、成瀬巳喜男作品の方がよかった。成瀬作品としては必ずしも上出来ではないが、主人公お島を演じた高峰秀子。彼女しか考えられない配役であったと思う。
 

樋口一葉ツアー - yone

2017/02/16 (Thu) 21:44:08

2月12日(日)参加者4名で「樋口一葉ツアー」に行ってきた。
巡った順番に記すと
・小塚原回向院(吉田松陰・橋本左内・鼠小僧次郎吉・高橋お 伝墓)*小塚原刑場の近くなのでお化けスポット
・浄閑寺(投込寺)身寄りのない新吉原の遊女が投げ込まれた  永井荷風の詩碑
・吉原大門 見返り柳 吉原神社
・樋口一葉旧居跡
・一葉記念館(学芸員による解説 低調)
・千束稲荷神社(「たけくらべ」舞台)
<本郷三丁目に移動>
・かねやす「本郷もかねやすまでは江戸のうち」
・本妙寺跡(明暦の大火(振袖火事)火元)
・寿司屋で昼食(量多し)
・宮沢賢治旧居跡「どんぐりと山猫」
・一葉旧居跡
・伊勢屋質店(見学)
・一葉終焉の地
 啄木・徳田秋声ゆかりの地を訪ねるもよく分からず
・法真寺(桜木の宿)
・東大 三四郎池
歩数合計2万歩以上。よく歩きました。
参加者の返信希望します。是非書いてね。
次回は「漱石ツアー」も予定しているのですが、希望者いるかなあ?

文楽 冥途の飛脚 - yone

2017/02/16 (Thu) 00:21:58

 新宿に所用があったついでに足を伸ばし、まず「イレブン・ミニッツ」を大森まで見に行った。イエジー・スコリモフスキ。一番最初に見たのは、たぶんポーランド映画祭だったと思うが「出発」。ジャン=ピエール・レオ主演のポーランドのヌーベルバーク。その後、ジョン・モルダー=ブラウンが出た「早春」が公開され、その瑞々しい映像に大いに期待していたのだが、その後全く彼の作品が公開されずどうしたのかと思っていたら、20数年ぶりに「アンナと過ごした4日間」が公開された。そして今年78歳。映像の瑞々しさは相変わらず。彼は本物だと確信しました。
 その後、久しぶりに国立劇場に行き文楽の「冥途の飛脚」を見てきました。一年に一度は文楽&能を見に行こうと心がけているのですが、今年は早々に近松「冥途の飛脚」。ここ数年文楽を毎年見に行っているので、義太夫や三味線、人形遣いの巧拙がなんとなく分かるようになってきました。今回の公演はいずれも並程度。物語の内容でしょうがないとは思うのだが、人形はやはり女が活躍するものでないと、”花”がない気がした。あと公演時間でしょうがないのかもしれないが、こちらが持っている近松の台本と比べて第三部が大幅に短縮されており、ちょっとがっかり。和服の女性の観客も多く、隣の席の女性はラストに涙を拭っておりました。
 しつこく「沈黙」について。当時はスペイン・ポルトガルの世界征服の時代。その方法はまず宣教師を送り込み、住民の一部を改宗させる。それから軍隊を派遣して、改宗者と合同でその国を乗っ取る。そのことを知っていたので日本がキリスト教を弾圧したのはもっともであるのではないでしょうか。といって弾圧の行為そのものが正当化されるのではないですが。

祝 内田光子 グラミー賞受賞 - yone

2017/02/13 (Mon) 22:25:56

 内田光子さんが、グラミー賞のクラシック部門の最優秀ソロ・ボーカル・アルバム賞を受賞した。彼女のモーツアルトのピアノ協奏曲はまさしく”神”である。一時は通勤の車でそれしか聞いていませんでした。日本の教育制度の中で彼女のようなアーティストは絶対に生まれないのではないのかとずっと思っておりました。同調圧力が教育だと思っている社会制度の中では、絶対に彼女のような特出したアーティストは生まれないのではなかろうか。彼女の自由な精神、自由な表現、今の日本に決定的に欠けているものが内田光子のピアノにあるのではなかろうか。

丸谷才一の小説 - yone

2017/02/11 (Sat) 22:11:07

 今度の読書会出られないので一言書き込んでおきます。丸谷才一の小説を読んだのが「持ち重りする薔薇の花」で5冊目。「笹まくら」「たった一人の反乱」「裏声で歌へ君が代」「輝く日の宮」そして今回の作品。今年代順に並べたのだが、だんだん面白くなくなったきた。「笹まくら」のストーリーテリングにとても引きつけられたが、次第に蘊蓄の合間に物語が展開するようになってきて、例えば「たった一人の反乱」の時計論、「裏声で歌へ君が代」の台湾独立論、「輝く日の宮」の源氏物語論、そして「持ち重りする薔薇の花」のカルテット論とはっきり言って興味の無い読者にとっては、蘊蓄だけ聞かされ、合間のストーリーは平板で、何となく読み終えるけどあまり印象に残らず、印象の薄い作品になっていると思う。皆さんはどう思いますか?

セルゲイ・パラジャーノフ - yone

2017/02/09 (Thu) 18:21:20

 何十年も前から見たいと思っていたセルゲイ・パラジャーノフの「火の馬」と「ざくろの色」をやっと見ることができた(池袋 新文芸座)。映像による詩人。詩的イメージが何より優先され、物語などどうでもよい。実際見終わってから劇場に貼ってあったちらしのあらすじを読んであっ、こんな話だったんだと初めてわかった次第。一昨年のアレクセイ・ゲルマンの「神々のたそがれ」にしろ、旧ソ連邦の映画作家は世界中で一番詩的かつ、私的に映画を作っていたのだと感心した。タルコフスキーもそうですね。(三人とも故人です)
 ところで、前に書いた篠田正浩版「沈黙-SILENCE-」を久しぶりに見た。はやり篠田版はアップの多用、ズームやパンが多すぎて映画的緊張に欠けていた。ちなみに脚本は原作者の遠藤周作と篠田正浩の共作。二人でラストをどうするか、かなり悩んだそうだが、ロドリゴが肉欲に走り、ナレーションで終わったのでがっかり。遠藤周作にスコセッシの映画を見てもらいたかった。


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